コラム

メンタルの9割は自分自身の思考のクセが決める

思考のクセを書き換えると、現実の見え方も変わる

人のメンタルを苦しめる原因は、実際の出来事よりも「頭の中の解釈」であることが多い。
同じ出来事でも、ある人は軽く流し、ある人は一晩中引きずる。

その差を生んでいるのが、思考の習慣

人間の脳は、放っておくとネガティブに偏る。
これは生存本能の名残でもあり、危険を察知するための仕組みでもある。

ただし現代社会では、その警戒モードが暴走してしまうことがある。

  • まだ起きていない未来
  • 他人がどう思っているかという想像
  • 過去の小さな失敗

こうした材料を使って、頭の中でストーリーを作り上げてしまう。
その結果、実際には存在しない不安に追い詰められる。

だからこそ重要なのは、思考を事実と分けて扱うことだ。

white and brown ceramic teapot on wooden tray

不安を増幅させる人がやりがちな思考パターン

メンタルが疲れている人には、いくつか共通点がある。
ほとんどは性格ではなく「思考のクセ」に過ぎない。

他人の評価を先回りして想像する

まだ何も言われていないのに、

  • 「きっと嫌われている」
  • 「変に思われたに違いない」
  • 「迷惑だったかも」

と脳内で結論を出してしまう。

しかし実際には、相手はそこまで深く考えていないことがほとんど。
むしろ、自分のことで忙しい。

筆者も昔はこれをよくやっていた。

SNSの返信が遅いだけで「嫌われた?」とか思っていたけれど、後で聞いたら単純に忙しかっただけだったりする。

人の頭の中は、意外と自分でいっぱいだ。

最悪の未来だけを想像する

不安思考の特徴は、「起こりうる未来」ではなく一番悪い未来だけを採用すること

例えば

  • ミスした → クビになるかも
  • 返信が来ない → 嫌われた
  • 挑戦する → 失敗する

現実はもっと中間が多い。
小さく修正されて終わることの方が圧倒的に多い。

それでも脳はドラマを作りたがる。

ここで一度立ち止まって、

「その未来、本当に証拠ある?」

と自分に聞いてみるだけで、思考はかなり落ち着く。

他人の人生と比較してしまう

SNS時代のメンタル地獄はここにある。

他人の「ハイライト」
自分の「日常」

これを比べたら、落ち込むのは当たり前だ。

人は、うまくいっている瞬間しか投稿しない。
失敗した日、落ち込んだ日、やる気ゼロの日は載せない。

つまりSNSは、人生のダイジェスト版だ。

それを見て
「自分だけ遅れている」「自分はダメだ」
と感じるのは、かなり理不尽な比較である。

メンタルが安定する人のシンプルな習慣

精神的に安定している人は、特別な才能があるわけではない。
ただ思考の扱い方が上手い

思考を事実として扱わない

頭に浮かんだ考えは、ただの「仮説」。

  • 嫌われている気がする
  • 失敗しそう
  • 無理かもしれない

これらは証拠のないストーリーに過ぎない。

「思考=事実」と扱ってしまうと、感情は振り回される。

一歩引いて

「あ、今また不安ストーリー作ってる」

と気づくだけでも、かなり距離ができる。

小さな行動を優先する

不安は考えている時間に増える。
行動している時間には減る。

完璧な計画を作るより、小さく動く方がメンタルには優しい

  • メール1通
  • 5分の作業
  • 1ページ読む

これだけでも脳は「前進している」と判断する。

筆者もブログを書き始めるとき、
「いい記事を書こう」と思うと止まる。

でも「とりあえず100文字」と決めると、案外そのまま書けたりする。

思考を紙に出す

頭の中で考え続けると、不安はループする。

紙やメモに書くと、

  • 問題
  • 事実
  • 想像

が分離される。

実際に書き出してみると
「思ってたほど大問題じゃないな」
と気づくことも多い。

これはかなり地味だけど、効果がある方法だ。

不安の9割は「まだ起きていない未来」

心理学の研究でも、人が感じる不安の多くは現実には起きない出来事と言われている。

つまり、

  • 未来の想像
  • 他人の気持ちの推測
  • 過去の後悔

この3つがメンタルを消耗させている。

逆に言えば、ここを整えるだけで精神状態はかなり変わる。

人生を難しくしているのは、外の世界ではなく
頭の中の解釈だったりする。

筆者の本音

正直に言うと、ポジティブ思考とか自己啓発ってちょっと胡散臭いと思っていた。

でも実際にわかったのは、
「ポジティブになる」必要はないということ。

ただ、自分を無駄に攻撃する思考を減らすだけでいい。

これだけでメンタルはだいぶ楽になる。

人はもともと、そこまで弱くない。
ただ、自分の頭の中で自分を追い詰めてしまうだけだ。

その癖に気づいた瞬間から、地獄は少しずつ終わる。

-コラム
-