副業を始めたい。
そう思って検索すると、Webライター、動画編集、ブログ、デザイン、せどり、SNS運用、AI副業など、候補がいくらでも出てきます。
調べれば調べるほど選択肢が増え、
結局、何から始めればいいんだろう……
と止まってしまう人も少なくありません。
会社員が副業を始めるとき、最初に「稼げる副業ランキング」を見る必要はありません。
先に確認したいのは、次の8項目です。
- 勤務先の副業ルールを確認する
- 副業をする目的を決める
- 毎週使える時間と予算を把握する
- 自分に合う収入の作り方を選ぶ
- お金をかける前に一度試す
- 最初の成果物を作る
- 応募・出品・公開を一度行う
- 売上と経費を記録し、30日後に見直す
副業を始めるとは、会社を辞めたり、高額なスクールへ申し込んだりすることではありません。
小さな成果物を一つ作り、実際の市場へ一度出してみる。
そこまで進めば、自分に合うかどうかを考える材料が初めて手に入ります。
結論|会社員の副業は「選ぶ→勉強する」より「少しだけ試す」が先
副業初心者が陥りやすいのが、勉強を十分に終えてから仕事を始めようとすることです。
たとえばWebライターなら、
- SEOを勉強する
- 文章術を勉強する
- WordPressを勉強する
- セールスライティングを勉強する
- AIの使い方を勉強する
と、覚えることはいくらでもあります。
デザインや動画編集でも同じです。
必要な知識を全部覚えてから始めようとすると、いつまでたっても準備が終わりません。
最初は、
- 自分が今できる範囲で一つ作る
- 実際の仕事や商品と比べる
- 足りない部分だけ学ぶ
- もう一度作る
という順番で十分です。
副業を決める時点で「これを5年間続ける」と考える必要もありません。
最初の30日間は、適職を決める期間ではなく、候補を試して判断材料を集める期間として考えます。
会社員が副業を始める前に決めておきたい4つの数字

副業を始める前に、次の数字を書き出してください。
| 確認すること | 記入例 |
|---|---|
| 目標 | まず月1万円 |
| 期限 | 3〜6か月を目安に試す |
| 毎週使える時間 | 週4時間 |
| 最初に使ってよい金額 | 5,000円まで |
ここで大切なのは、理想ではなく現実を書くことです。
「頑張れば平日2時間できる」ではなく、
忙しい週でも週3時間なら取れそう
くらいで考えます。
本業が忙しくなった途端に維持できない予定では、数週間後に崩れます。
月いくら欲しいのか
副業をする目的によって、選びやすい仕事が違います。
たとえば、
- できるだけ早く月1万円欲しい
- 半年後に月3万円を目指したい
- 転職に使える実績を作りたい
- 将来独立できる仕事を育てたい
- 本業以外の収入源を一つ持ちたい
では、取るべき行動は同じではありません。
早く収入が必要なら、納品や勤務で報酬が発生する仕事が候補になります。
時間をかけて収入源を育てたいなら、ブログ、コンテンツ販売、デジタル商品なども選択肢に入ります。
週に何時間使えるのか
副業時間は、合計時間だけでなく、まとまり方も見ます。
同じ週5時間でも、
平日30分×4回 + 休日3時間
と、
日曜日に5時間
では、向いている仕事が違います。
短時間へ分けやすい作業なら平日の隙間時間を使えます。
撮影、対面サービス、長い動画編集などは、まとまった時間を確保したほうが進めやすくなります。
最初にいくら使ってよいのか
副業を始めると、道具を買いたくなることがあります。
新しいパソコン、有料ソフト、教材、オンライン講座、撮影機材。
必要になるものもありますが、最初から全部買う必要はありません。
先に、「今持っている環境で、どこまで試せるか」を確認します。
最初の商品やサンプルが完成してから、困った部分へお金を使うほうが無駄を減らせます。
副業を始めるとき、道具や教材を買うと「ちゃんと始めた」という気持ちになります。
でも、本当に知りたいのは、その仕事を続けられるか、誰かがお金を払ってくれるかです。
最初の数週間は買い物より試作へ時間を使ったほうが、必要なものも見えやすくなります。
勤務先の副業ルールを確認する
会社員が最初に行いたいのが、勤務先のルール確認です。
厚生労働省は副業・兼業に関するガイドラインを公開しており、モデル就業規則では以前あった「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という規定を削除し、副業・兼業に関する規定を設けています。
一方で、実際に適用されるのは自分の勤務先の就業規則や雇用契約です。
会社によって、
- 自由に行える
- 届出が必要
- 事前承認が必要
- 一部の副業のみ認める
など扱いが異なります。
副業を始める前に、人事ページや就業規則で次の項目を確認してください。
確認したい項目
- 副業・兼業についての規定
- 届出や申請の有無
- 競合企業との取引
- 本業で知った情報の扱い
- 副業時間についての規定
- 会社設備・アカウントの利用
- 会社名や肩書きの使用
厚生労働省は、副業を禁止・制限する例として、本業への支障、企業秘密の漏えい、競業による利益侵害、会社の名誉や信用を損なう場合などを挙げています。
本業と近い仕事を副業にする場合は、特に注意してください。
会社の顧客リスト、テンプレート、制作データ、資料、アカウントをそのまま副業へ流用してはいけません。
副業用のメールアドレス、保存場所、作業環境は、本業と分けておくほうが安全です。
副業をする目的を一つ決める

副業を探す前に、なぜ副業をするのかを決めます。
「お金が欲しい」だけでも構いません。
そこから少し具体的にします。
早く収入を増やしたい
数か月以内に収入が必要なら、作業や納品に対して直接報酬が発生する仕事を優先します。
候補としては、こんなものがあります。
- アルバイト
- 単発スタッフ
- Webライティング
- デザイン
- 動画編集
- オンライン事務
- 翻訳
- レッスン
仕事を受けなければ収入は発生しませんが、「何をすれば報酬になるか」は比較的わかりやすいタイプです。
将来使えるスキルが欲しい
収入だけでなく転職や独立まで考えるなら、
- Web制作
- デザイン
- 動画編集
- ライティング
- マーケティング
- プログラミング
- 経理
- SNS運用
など、本業以外でも使いやすいスキルを育てる方法があります。
この場合、最初の単価だけで判断しません。
公開できる実績が残るか、仕事の進め方まで経験できるかも確認します。
自分の収入源を育てたい
将来的に、自分の商品やメディアから収益を得たい人なら、
- ブログ
- 有料note
- 電子書籍
- デザイン素材
- テンプレート
- 写真やイラスト素材
- 動画・音声コンテンツ
- オンライン教材
などがあります。
売れるまで時間がかかる可能性はありますが、一度作ったものを複数回販売できる形を作れるのが特徴です。
自分に合う「稼ぎ方」を3種類から選ぶ
副業を職種名だけで探すと、候補が多すぎて迷います。
先に、収入を得る仕組みを選びます。
大きく分けると、次の3種類です。
- 時間を売る
- 技術を売る
- 商品を売る
時間を売る
働いた時間や担当した作業に対して報酬を得ます。
例:
- アルバイト
- 単発スタッフ
- 配達
- 家事代行
- データ入力
- オンライン事務
合いやすい人
- 収入が発生する条件をわかりやすくしたい
- 商品を自分で考えるのが苦手
- 営業や発信を少なくしたい
- 早めに副収入が欲しい
仕事をしていない時間には収入が増えにくい点は確認しておきます。
技術を売る
自分の知識や技術で、依頼主の仕事を手伝います。
例:
- Webライティング
- デザイン
- 動画編集
- プログラミング
- 翻訳
- SNS運用
- 資料作成
- オンライン講師
合いやすい人
- 本業や趣味で使ってきた技術がある
- 相手の要望に合わせて作るのが苦ではない
- 修正や連絡へ対応できる
- 実績を積んで単価を上げたい
制作だけでなく、案件探し、見積もり、連絡、修正、納品も仕事に含まれます。
売れるスキルが思いつかない場合は、会社員の経験から副業にできる強みを見つける方法も確認してください。
商品を売る
自分で作ったものを販売します。
例:
- ブログ
- 有料note
- 電子書籍
- デジタル素材
- テンプレート
- 写真
- イラスト
- 教材
- ハンドメイド作品
合いやすい人
- 自分のペースで作業したい
- 顧客との個別連絡を減らしたい
- 作ったものを繰り返し販売したい
- すぐに売れなくても改善を続けられる
販売ページを作っても、見つけてもらえなければ売れません。
商品制作だけでなく、集客や商品説明も必要です。

候補を一つに絞り、仕事の中身を試す
副業候補が決まったら、すぐ高額な教材を買うのではなく、その仕事に近い作業を一度試します。
Webライターなら
架空のキーワードを一つ決め、1,500〜2,000文字程度の記事を書きます。
確認するのは、次のような項目。
- 調べる作業が苦ではないか
- 文章を書くのに何時間かかるか
- 締切を決めて完成できるか
- 修正作業に耐えられそうか
デザインなら
架空の依頼内容を作り、バナーを3点作ります。
たとえば、こういった条件。
- オンライン英会話の無料体験を告知する
- 1080×1080px
- 20〜30代会社員向け
完成後に、実際の募集案件で求められている品質や納品形式と比べます。
動画編集なら
30秒〜1分程度の動画を一本完成させます。
- カット
- 字幕
- BGM
- 音量
- 書き出し
ここまで行い、完成時間を測ります。
ブログなら
サーバー契約を急ぐ前に、
- 誰向けか
- 扱うテーマ
- 記事候補10本
- 最初の記事1本
まで作ります。
10本のテーマすら思いつかない場合は、長期運営できるテーマか見直せます。
素材販売なら
まず商品を一つ作ります。
20商品を作ってからショップを開く必要はありません。
一商品について、
- 商品本体
- 使用例
- 商品画像
- 説明文
- 利用規約
まで完成させます。
「向いている副業を知りたい」という相談に、頭の中だけで完璧な答えを出すのは難しいです。
動画編集が楽しそうでも、字幕を何十分も調整する作業は苦痛かもしれません。
文章が得意だと思っていても、出典確認が苦手かもしれません。
職業名の印象より、一度その作業をやった感覚のほうが参考になります。
最初の成果物を作る
副業を始めたばかりの段階で重要なのは、資格の数より、「この人は何を作れるのか」が伝わるものです。
副業別に、最初に作る成果物を決めます。
| 副業 | 最初に作るもの |
|---|---|
| Webライター | サンプル記事2〜3本 |
| デザイン | 制作物3〜5点 |
| 動画編集 | サンプル動画1〜3本 |
| SNS運用 | 架空アカウントの投稿例 |
| オンライン事務 | 対応可能業務の一覧 |
| ブログ | 最初の記事3本 |
| note | 無料記事1本 |
| 素材販売 | 商品1点 |
| Kindle出版 | 目次+第1章 |
数を大量に用意する必要はありません。
- 誰向けか
- 何を目的に作ったか
- 自分が担当した範囲
- 使用したツール
少ない成果物でも、この情報はわかるようにします。
仕事や購入者と出会う場所を一つ選ぶ
成果物ができたら、実際の市場へ出します。
副業初心者がここでやりがちなのが、
- Xを始める
- Instagramを始める
- ココナラへ登録
- クラウドソーシングへ登録
- ブログを作る
- ポートフォリオサイトを作る
と、一度に全部始めることです。
最初は一つで構いません。
受託副業なら
案件募集がある場所を一つ選びます。
募集内容を見るときは、以下を確認します。
- 報酬
- 納期
- 作業量
- 修正回数
- 必要スキル
- 納品形式
- 実績公開の可否
「初心者歓迎」だけを理由に応募せず、仕事内容まで読んでください。
商品販売なら
商品を扱える販売サービスを一つ選びます。
比較したいのは、以下の内容です。
- 販売手数料
- 対応ファイル
- 購入者層
- 決済方法
- 匿名性
- 商品ページの自由度
- 規約
最初から複数店舗へ同じ商品を並べると、商品情報や更新管理が増えます。
ブログやコンテンツなら
最初の公開場所を一つ決めます。
WordPress、note、動画、SNSなど、何でも構いません。
大切なのは、発信媒体を増やすことではなく、最初の読者へ一度届く状態にすることです。
「勉強」から「応募・販売」へ切り替える
副業で収入が発生するのは、勉強したときではありません。
市場へ出した後です。
受託なら、応募する。
商品なら、販売する。
ブログなら、公開する。
ここまで行って初めて、
- 誰にも見られない
- 見られるが買われない
- 応募しても返信がない
- 商談にはなるが受注できない
- 一件売れた
といった情報が得られます。
最初の目標を「月5万円」にしない
開始直後は、売上より行動で目標を設定したほうが管理しやすくなります。
例:
Webライター
- サンプル2本完成
- 募集10件確認
- 条件の合う3件へ応募
デザイン
- ポートフォリオ3点完成
- 募集10件確認
- 1件応募
素材販売
- 商品1点完成
- 商品画像5枚作成
- ショップへ公開
ブログ
- 記事候補10本
- 3記事公開
- Search Consoleを設定
売上は相手が決める部分があります。
応募や公開は、自分で完了できます。
売上と経費を最初の日から記録する
「まだ月数千円だから」と記録を後回しにすると、後から整理するのが面倒になります。
副業を始めたら、次の項目を残します。
| 日付 | 内容 | 売上 | 経費 | メモ |
| 4/3 | バナー制作 | 5,000円 | 0円 | A社 |
| 4/5 | 素材購入 | 0円 | 1,200円 | 制作用 |
| 4/20 | 記事制作 | 8,000円 | 0円 | B社 |
保存しておきたいものは、
- 請求書
- 領収書
- 販売サイトの明細
- 振込記録
- 契約書
- 業務委託の条件
- 購入したソフトや素材の記録
などです。
仕事を受けた後の報酬の受け取り方に迷う場合は、銀行振込やオンライン決済サービスの使い分けも確認しておきましょう。
「副業は20万円まで申告不要」の意味に注意
会社員の副業でよく見かけるのが、
20万円以下なら確定申告しなくてよい
という説明です。
これだけで判断しないでください。
年末調整を受けている給与所得者で、給与を1か所から受けている場合、給与所得・退職所得以外の所得金額の合計が20万円を超えると、原則として所得税の確定申告が必要です。
ここでいう20万円は「売上」ではありません。
たとえば、
売上25万円
必要経費8万円
所得17万円
なら、25万円という売上額だけを見て判断するものではありません。
反対に、副業の形によって所得区分や扱いが変わるため、単純な引き算だけで判断できないケースもあります。
医療費控除など別の理由で確定申告する場合は、20万円以下の副業所得も申告へ含める必要があります。
また、所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告が必要になる場合があります。
税務について迷った場合は、国税庁、税務署、居住自治体、税理士などの公的・専門的な情報で確認してください。
会社員に向いている副業は「生活条件」で変わる
「会社員に一番おすすめの副業」はありません。
働き方によって合うものが変わります。
平日に30分程度しか使えない
候補:
- ブログの記事準備
- 有料note
- デジタル素材制作
- 小規模なライティング
- SNS投稿制作
- スキル学習
短時間で中断・再開しやすい作業が扱いやすくなります。
休日にまとまった時間が取れる
候補:
- 動画編集
- デザイン
- Web制作
- ハンドメイド
- 撮影
- オンライン講師
2〜3時間の連続作業が必要な仕事も候補に入ります。
顧客対応が苦手
候補:
- ブログ
- note
- Kindle出版
- デジタル素材
- 写真販売
- テンプレート販売
個別の受託案件より、自分の商品を作る方法を検討できます。
購入者からの問い合わせが完全になくなるわけではありませんが、案件ごとの打ち合わせや修正は減らせます。
できるだけ早く収入が欲しい
候補:
- アルバイト
- 単発勤務
- Webライティング
- オンライン事務
- デザインなどの受託
ブログやコンテンツ販売より、仕事を完了すると報酬が発生する形を優先します。

副業初心者が避けたい5つの始め方
1.「簡単に稼げる」を基準にする
消費者庁は、副業広告をきっかけに「初心者でも簡単に稼げる」「月50万円が当たり前」などと勧誘し、高額なサポート契約を結ばせる事例について注意喚起しています。
次の表現を強く押し出す副業は慎重に確認してください。
- 誰でも
- 放置
- コピペだけ
- 1日10分
- 必ず稼げる
- 絶対に元が取れる
- 返金保証があるから安全
仕事内容ではなく「稼げる金額」ばかり説明するサービスにも注意します。
2.最初から高額なスクールへ入る
有料スクール自体が悪いわけではありません。
ただ、仕事を一度も試していない段階では、「何を学ぶ必要があるのか」を判断できません。
無料教材や少額教材で一度成果物を作り、足りない部分が見えてから比較します。
3.道具を全部そろえる
- 動画編集を始めるために高性能PCを買う。
- ブログを始める前に有料SEOツールを契約する。
- 物販を始めるために大量に仕入れる。
売上がない段階では、固定費や在庫を増やさないほうが安全です。
4.副業候補を同時に3つ以上始める
ブログ、動画編集、せどりを同じ月に始めても、どれも練習段階で終わりやすくなります。
まず一つを30日試します。
合わなければ変えれば構いません。
5.本業の睡眠時間を削る
副業で毎月数万円を増やすために、本業へ支障が出ては意味がありません。
別の勤務先で労働者として働く副業では、一定の場合に複数の勤務先の労働時間を通算して管理する考え方もあります。
仕事内容だけでなく、移動時間、睡眠、休日まで含めて考えます。
初心者が最初の30日で行うこと
何から始めればよいかわからない人は、次の順番で進めてください。
1〜3日目|会社と生活条件を確認する
- 就業規則を読む
- 週に使える時間を書く
- 最初に使える予算を決める
- 副業をする目的を書く
この段階では申し込みや購入をしません。
4〜7日目|候補を一つ選ぶ
候補を、
- 収入までの早さ
- 必要な時間
- 初期費用
- 顧客対応
- 興味
- 現在のスキル
で比べます。
決められない場合は、候補を3つまで減らします。
8〜14日目|仕事を一度試す
実際の仕事に近いサンプルを作ります。
文章なら記事。
デザインならバナー。
動画なら1分程度の編集。
商品販売なら商品一つ。
ブログなら記事一本。
完成まで何時間かかったか記録します。
15〜21日目|成果物を整える
公開や応募へ使える状態にします。
- 誤字脱字を直す
- ファイルを整理する
- 制作意図を書く
- 商品説明を書く
- プロフィールを作る
22〜30日目|市場へ一度出す
- 案件へ応募
- 商品を出品
- 記事を公開
- サービスページを公開
のどれかを行います。
30日目に確認するのは、いくら稼げたかだけではありません。
- 作業を続けられそうか
- 想像と違った部分は何か
- 足りない技術は何か
- 実際の需要があるか
- 次に直す部分がわかるか
を見ます。

最初の30日で売上ゼロでも失敗ではない
副業を始めたばかりなら、30日で収入が出ないこともあります。
その場合は、どこで止まっているかを確認します。
誰にも見られていない
集客や応募数を見直します。
商品内容を変える前に、そもそも商品ページが見られているか確認してください。
見られているが依頼されない
- サンプル
- 料金
- 商品説明
- プロフィール
- 対象者
を確認します。
応募しても返信がない
応募先との相性、サンプル、応募文を見直します。
経験不問の案件でも応募者が多い場合があります。
作業自体が苦痛
仕事の種類を変える判断もあります。
ライティングが合わなければデザインを試す。
受託が苦手なら商品販売を試す。
一つ試した結果を、次の候補選びに使います。
副業を続けるか判断する3つの基準
30日ほど試したら、続けるか見直します。
本業と両立できるか
副業後に本業へ強い支障が出るなら、作業時間や仕事の種類を変更します。
改善点が見えているか
売上がなくても、
- 次は商品画像を直せばいい
- 応募文を変えればいい
- サンプルを増やしたい
と次の課題が見えているなら、もう少し試す意味があります。
続けたいと思えるか
毎日楽しくなくても構いません。
ただ、作業そのものに強い苦痛があり、報酬を得ても続けたくない仕事なら、別の候補へ移ります。
副業を変更することは失敗ではありません。
小さく試す目的は、早い段階で「違う」と気づくことでもあります。

よくある質問
副業は何から始めればいいですか?
最初に勤務先のルールと、自分が使える時間・予算を確認します。
そのあと、副業候補を一つ選び、実際の仕事に近いサンプルを作ってください。
勉強だけを続けず、30日以内に応募・出品・公開のどれかを一度行うところまで進めます。
スキルがなくても副業できますか?
現在の技術で応募できる仕事がない場合は、まず小さな成果物を作ります。
また、自分ではスキルだと思っていない作業が仕事になることもあります。
- PowerPoint資料を整える
- Excelを整理する
- 商品説明文を書く
- SNS画像を作る
- 議事録をまとめる
本業で日常的に行っている作業を書き出してみてください。
副業は会社へ申告する必要がありますか?
勤務先の就業規則や雇用契約によります。
届出制、許可制、一定条件のみ認める会社などがあります。
副業開始前に、自社の規則を確認してください。
副業が会社に知られない方法はありますか?
会社の規則に反する副業を隠す方法を前提に始めるのはおすすめしません。
税務や社会保険の手続きも働き方によって異なります。
就業規則を確認し、認められた範囲で行うほうが安全です。
副業収入が20万円以下なら確定申告は不要ですか?
条件によって異なります。
給与を1か所から受け、年末調整を受けている給与所得者の場合、給与所得・退職所得以外の所得金額の合計が20万円を超えると、原則として所得税の確定申告が必要です。
20万円は売上ではなく所得金額で見る点に注意してください。
所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告が必要な場合があります。
居住自治体の案内も確認します。
開業届は最初から必要ですか?
仕事内容や継続性、所得の扱いによって必要な税務手続きは変わります。
サンプルを一度作ってみる段階と、継続的に有償で事業を行う段階は分けて考えてください。
具体的な判断は国税庁、税務署、税理士へ確認するのが安全です。
最初から複数の副業を試してもいいですか?
おすすめは一つずつです。
同時に始めると、学習や準備ばかり増え、どの副業も市場へ出せない状態になりやすいためです。
一つを2〜4週間ほど試し、合わなければ候補を変更します。
会社員の副業は「最初の1円」より「最初の市場接点」まで進める
会社員が副業を始めるとき、最初から完璧な仕事を選ぶ必要はありません。
必要なのは、
- 勤務先のルールを確認する
- 目的を決める
- 時間と予算を把握する
- 収入の作り方を選ぶ
- 小さく試す
- 成果物を作る
- 市場へ出す
- お金を記録して見直す
という順番です。
特に重要なのは、勉強だけで終わらせないことです。
サンプルを作っても、誰にも見せなければ需要はわかりません。
案件を一件探す。
応募を一件送る。
商品を一つ公開する。
記事を一本出す。
そこまで進んで初めて、次に学ぶべきことが具体的になります。
副業選びに何か月も使うより、生活を壊さない範囲で一つ試す。
会社員の副業は、そこから始めるのが現実的です。





