「起業は時間も資金も必要なもの」と思われがちですが、実際にはそうとも限りません。
大きな設備投資も、法人登記も、特別な資格も必要ない形で収益を作る人は少なくありません。
特に個人ビジネスの初期段階では、既に自分が持っている知識や経験を整理し、
それを必要としている人に届けるだけでお金が生まれるケースが多くあります。
実際、私が副業として個人サービスを立ち上げたときも、初期費用はほぼゼロ。
パソコン1台と無料ツールだけでスタートし、初月で12万円の売上を作ることができました。
そのときに行った流れを整理すると、作業は大きく8つに分けられます。
順番通りに進めれば、短期間でも最初の売上が見えてくる可能性があります。

自分の中にある「人の役に立つ経験」を洗い出す
最初にやるべきことは、特別なスキルを探すことではありません。
むしろ重要なのは、自分にとって普通すぎて気づいていない経験です。
例えば次のようなものです。
- 職場で新人に仕事を教えるのが得意
- 営業でなぜか成約率が高い
- Excelやスプレッドシートの整理が得意
- ダイエットや筋トレを長年続けている
- 副業や節約を習慣化している
こうした内容は、本人にとっては当たり前でも、誰かにとっては「知りたい情報」です。
思い出してほしいのは、これまでに言われた次のような言葉です。
「それどうやってるの?」
「教えてほしい」
「助かりました」
この言葉をもらった経験があるなら、そこには必ず需要があります。
まずは紙に10個ほど書き出すところから始めてください。
相談サービスとして形にする
次に行うのは、洗い出した内容を個人サービスとしてまとめる作業です。
多くの人がここで悩みますが、難しく考える必要はありません。
最もシンプルなのは「相談サービス」です。
たとえば次のような形です。
- Zoom相談(週1回)
- 期間中チャット相談
- 課題の添削やアドバイス
このようなサポートを組み合わせるだけで、立派なサービスになります。
価格については、最初から10万円前後に設定する方法もあります。
一見すると高く感じるかもしれませんが、安くすると次の問題が起こりやすくなります。
- 本気度の低い相談が増える
- 時間ばかり取られる
- 継続しづらい
実際に私も最初は3万円のサービスを作りましたが、
途中から10万円に変更したところ、相談数は減ったのに売上は増えました。
サービス紹介ページを作る
商品が決まったら、それを説明する場所が必要です。
特別なホームページを作る必要はありません。
無料で使えるサービスで十分です。
個人でよく使われているのは次のようなものです。
- note
- Notion
- ブログ
文章としてまとめる内容はシンプルです。
- どんな悩みを解決できるのか
- サービス内容
- サポート期間
- 料金
- 申し込み方法
営業ページというより、丁寧な自己紹介に近いイメージで書くと読みやすくなります。
無料相談を入口として用意する
いきなり10万円の商品を購入する人はほとんどいません。
そこで用意するのが「無料相談」です。
簡単な流れとしては次のようになります。
- サービスページを読む
- 無料相談を申し込む
- Zoomなどで話す
申し込みはGoogleフォームなどで十分です。
入力項目はシンプルにしておきます。
- 名前
- 連絡先
- 相談内容
これだけで問題ありません。
決済方法を準備する
相談が成立しても、支払い方法がないと売上になりません。
そのため、事前にオンライン決済を用意しておきます。
よく使われているサービスは次のようなものです。
- Stripe
- MOSH
- STORES
どれもオンラインで登録でき、審査も比較的早く終わります。
面談後にすぐ支払いリンクを送れる状態にしておくと、手続きがスムーズになります。
SNSでターゲットに知ってもらう
サービスが完成したら、次は認知です。
SNSを使って「自分の存在」を知ってもらう必要があります。
特に個人ビジネスでは、X(旧Twitter)を活用している人が多いです。
ポイントは、自分の投稿だけを発信するのではなく、
ターゲット層が見ている投稿に反応することです。
例えば次のような方法があります。
- 同じテーマの発信者をフォローする
- 有益な投稿にコメントする
- 自分の経験を投稿する
この積み重ねだけでも、徐々にプロフィールを見てもらえるようになります。
投稿が伸びたタイミングでサービスを紹介する
SNSで反応が増えてきたら、サービスページへの導線を作ります。
おすすめなのは、投稿の返信欄にリンクを置く方法です。
タイムラインに直接宣伝を書くよりも、自然な形で興味を持った人だけが見に来てくれます。
その結果、押し売りの印象を与えにくくなります。
無料相談では「売る」より「聞く」
無料相談では、無理に商品を売る必要はありません。
むしろ重要なのは、相手の状況を整理することです。
話を聞きながら次の2つを確認します。
- 相手は何に困っているのか
- 自分がどこまでサポートできるのか
そのうえで、サービスを利用するとどう変わるのかを丁寧に伝えます。
必要としている人には、それだけで十分伝わります。
1週間で10万円を目指すための流れ
ここまでの内容を整理すると、やることは次の8つです。
- 自分の経験を書き出す
- 相談サービスを作る
- サービスページを書く
- 無料相談フォームを作る
- 決済方法を用意する
- SNSで情報発信する
- 投稿からサービスページへ誘導する
- 無料相談で課題を整理する
すべて無料ツールで進めることもできるため、
お金をかけずにスタートできるのが大きなメリットです。
起業の最初の壁は「能力」ではない
多くの人が「自分にはスキルがない」と感じて立ち止まります。
ですが、個人ビジネスの最初の売上は、
必ずしも専門家レベルの知識から生まれるわけではありません。
むしろ多いのは、
「少し先を経験した人が、まだ知らない人を助ける」
という形です。
もし今、
「起業したいけれど何から始めればいいか分からない」
と感じているなら、まずは小さなサービスを作ってみることです。
最初の1件の売上が生まれた瞬間、
ビジネスの見え方は大きく変わります。




